息子は今小3です。園児の時から中学受験をするつもりでいましたので、中学受験で肝となる算数は得意とまではいかなくとも苦手にならないように気を付けて子育てしてきました。今ではテストの点数に直結して毎回満点!とまではいきませんが、本人は算数が一番好きな科目となりました。
子供を算数好きにする。幼少期からの育て方と工夫
子供の性格と育て方次第
親が医者だから子供も難なく医者になれる。と言うことはなく、やはりどういった育て方をしたかということが重要なのではないかと私は考えます。主人も私も大学は文系学部を卒業しており、理系ではありません。ちなみに私の父は理系で職業も理系の仕事をしていました。ですが私も兄弟もザ・文系でしたので残念ながら理系の道へ進まず・・・ですので、理数系になるかどうかは、育て方や子供の性格・志向による割合が大きいかと思います。言い換えれば、文系親からでも育て方次第で算数好きな子になれるということだと思います。
子供が興味を持っている好きなモノやコトから自然と算数に結び付くようなおもちゃや遊びを提案したり、競争心を上手く刺激したり、小さな成功体験の積み重ねで算数が得意・好きになるような工夫をすると良いと思います。
幼少期にしていてよかったこと
私は息子が幼少期から、算数を伸ばそうと努力していた記憶はなく算数以外の子育てでもそうですが、何かの才能を伸ばそうとするよりも、平均値で良いから際立って苦手なことを作らないようになれば良いと考えていました。親も子もそうですが、頑張りすぎると疲れるじゃないですか。気持ちを入れれば入れるほど上手くいかない時は、大体親の方が熱くなりすぎてしまっているもの。
振り返ると、息子は保育園児だったということが色々とプラスに働いていたかもしれません。1歳から保育園に通っていましたので1日中母と2人きりという時間がほとんどなく、トイトレやお箸の持ち方、ひらがな・カタカナの書き方など就学前にすることは私か熱心に教えた記憶はありません。全て保育園で習得してきました。
親とマンツーマンで取り組むよりも周りにお友達が居る方が何事も早く進み上達します。息子の性格は、おっとりしてマイペースな性格なので、保育園の同級生が、わりと女子が多かったせいか、早熟な女子たちが何事も甲斐甲斐しくお世話してくれました(笑)
母親と家でマンツーで早期幼児教育することも良い面もありますが、お友達との触れあいやぶつかり合いで生まれる感情や学びはなかなか親が教えられないもの。お友達と元気よく遊ぶことは中学受験生としては国語の成績を伸ばすことにもとても重要です。相手の気持ちが理解できること。いつの間にやら国語の話になりましたが四教科全てにおいて土台は日本語力・国語にありますので・・・
幼少期は、親子の時間も大切ですがお友達とたくさん触れ合う時間を増やすことが何事にもプラスに働きます。
習い事から得られる学び
親との自宅学習で養えないことのひとつは、他と切磋琢磨することではないでしょうか。幼少期~低学年のうちはたくさん習い事をすることをおすすめします。競争する相手・いわゆるライバルがいて、自分でも努力しないと上達しない世界の習い事をするのが特におすすめです。
息子が習っている習い事の中でもおすすめはピアノ・そろばん・サッカーですね。
ピアノとそろばんは指先を動かすことで脳を上手く刺激し脳の発達につながりますし、ピアノはペダルも使いますから全身運動(笑)です。俯瞰したり頭の中で組み立てて思考する能力も養えますね。最近のピアノ教室は発表会がないお教室も多いですが、発表会は毎年あるお教室の方が良いですね。発表会の曲を集中して練習することは目標達成のために努力する良い経験の一つとなります。更に上達の早いお子さんでしたらコンクールに出場するのも良いですね。息子のお教室は学校の同級生がたくさん習っていますので、同級生の演奏を聴くのも楽しみですが、何よりイマイチの出来だと恥ずかしいので本人も熱心に練習しています。
早いうちから小さな成功体験を積み重ねることも自己肯定感が強まり、数字に触れることで算数好きになるきっかけを作れます。数字に強くなると言う点では公文でもいいですし、そろばんもおすすめです。ただ公文ですと一人一人のペースで進んでいくので、他との競争心をより刺激するにはそろばんの様に検定試験があるものがおすすめです。
運動系の習い事に関しては、サッカーでも野球でも良いですが個人プレイのものよりもチームプレイを学べる運動のものが良いと思います。習い事の王道の水泳も良いですが、チームプレイを学べる運動ですと他のお友達との折衝や刺激での学びもあります。皆と一丸となって目標に向かって物事をすすめたり、刺激を受けることは自宅ではなかなか得られない学びです。女子ならヒップホップ・チアなども良いですよね。
競争心を刺激したり、成功体験を積み重ねること
低学年からの通塾には賛否ありますが、息子の場合は低学年から通塾して良かったと思っています。一つは家庭学習が当たり前の習慣になったこと。二つ目は失敗を経験できるということ。小さい頃からテスト慣れをしていますので成績が良い時は小さな成功体験の積み重ねで自信となりますし、成績がイマイチだった時は、失敗から学ぶ経験ができるということ。低学年の時のサピックスのテストなんて6年生の時の成績の保証にはなりませんし、どんどん失敗して自分よりもっと出来る子がいるんだと言う自覚、立ち位置の把握と失敗からの改善の経験などは早ければ早いほど良いと思います。
サピックスのテストを見ていると、男子は算数が得意、女子は国語が得意という傾向がありますよね。これは性別によるものなのか脳科学的にそうなのか・・・とにかく算数は、やればやるだけぐんぐんと伸びる科目なのでまずは計算でも良いですし、たくさん〇をもらって成功体験を積み重ねて自信をつけることが第一歩でしょうね。躓いてもすぐに基本に戻ってやり直せる。そんな時間があるのも低学年のうちだと思います。
算数は他の科目と違い、ふんばりというか根性、強いメンタルが必要な科目だと思います。ですので心身ともに健やかでないと算数に負けてしまうというかどんどん苦手になりやすい科目だと思います。
まとめ
勉強もスポーツも、一人でやるよりも切磋琢磨できるライバルがいてこそプラスに作用するものだと思います。
息子は3年生になってからの多忙なスケジュールでも放課後週3日は合間を縫って同級生と公園で遊んでいます。何をしているのかと言うと、毎日毎日ドロケーをしているらしいです(笑)男女交わって飽きもせずドロケーをしているそうですが、それぞれが何時から習い事や塾などの予定がありますから、出たり入ったり自由に遊んでいるそうです。その都度鬼が変わったり、こっちのチームが人数が少ないからそっちに移ってだの、皆でワイワイと遊んでいます。男女混合で遊ぶのも今だけなのかなとも思いますし、皆ちゃんと放課後は一旦自宅に帰って学校の宿題をしてから公園に遊びに行くんですよ。息子も、疲れているはずなのに、公園で外遊びした日の家庭学習は、算数塾の宿題もぐんぐんと進みますので不思議なものです。低学年の時に、友達と外遊びする時間ってとても大事なのだなぁと実感しています。