中学受験2023 SAPIXと各塾の合格実績から考える塾の比較②

こちらの記事のつづきです。

目次

中学受験2023 合格実績から考える塾の比較②

早稲田はワセアカが強め

早稲田実業中等部(2/1入試 国分寺・共学校)

早実は初等部・中等部・高等部とあり、小中高一貫教育の学校ですね。こちらは系属校になりますが、早稲田大学への進学率は98%ですので、ほぼ100%に近い進学率ですね。早稲田学院が100%、早稲田本庄(高校入試のみ)が99%とのことですので、男子校が多い早稲田の付属の中では、都内で唯一女子が入れる学校ですのでやはり若干男子より女子の方が偏差値は高めですね。早実と言えば野球やサッカー、部活動がとても盛んですよね。早稲田大学のグラウンドも使用して練習も行うそうです。

・サピックス合格者⇒36名
・早稲アカ合格者⇒81名

早実はワセアカの圧勝でしたね。早実が第一志望ならサピックスよりワセアカなのかな?ワセアカ生の方が志望する生徒も多いのでしょうね。各校舎の合格者数までは把握できませんが、サピックスでもその学校が所在する近郊の校舎の合格者数が高めに出ていますから、早実が熱望校でしたら、通学可能なら国分寺校舎に通うと良いかもしれませんね。しかし早実は元々の募集定員が男子70名、女子40名ですから女子にはかなり狭き門ですね

慶応はSAPIX強し!

慶應普通部(2/1入試 日吉・男子校)

早稲田が早高院なら、慶応唯一の直系の男子校と言えば慶応普通部ですよね。早高院の時に書きもれましたが早高院は制服もあるそうですがほとんど皆、私服通学だそうです。筑駒も私服ですよね。ですが、慶応普通部は詰襟の制服着用だそうです。私は慶応女子の制服が昔からグレーのスカートというイメージがとても強かったので、慶応と言えばグレーの制服!!と思い込んでいたのですが、慶応普通部は詰襟だそうです。のちほど書きますが共学校の慶応中等部は、ブレザーにグレーのパンツとスカートが制服のようですね。

慶応は筆記試験の他に面接と体育実技テストがあります。普通部の面接は保護者面接はなく本人の面接のみのようですが、体育実技同様に事前対策が必要な学校ですよね。慶応が熱望校の場合は試験日も違いますし、3校受ける方もいらっしゃるのでしょうね。面接では志望動機だけではなく社会情勢や趣味など多岐に渡る内容が質問されるようですので、幼稚舎ほどの対策とまではいかなくとも、慶応が熱望校の場合は、慶応受験に強い個別や家庭教師など別途対策が必要となるかもしれませんね。

・サピックス合格者⇒111名
・早稲アカ合格者⇒83名

慶応はサピックスの合格者が他塾と比較しても多いですね。

慶応中等部(2/3入試 三田・共学校)

幼稚舎から進学する生徒は男子の場合は慶応普通部か中等部かに分かれますが女子の場合は共学校が中等部のみのため、都内ですと進学先は中等部のみとなりますね。高校に進学すると慶応女子になります。そうなると早稲田同様、女子の早慶付属入学への門戸はかなりの狭き門と言えますね。こちらも共学校あるあるですが女子の方が男子より難易度はかなり高め。共学志望のトップ層の志望校ですと渋渋、渋幕、慶応中等部あたりが人気校ですよね。この3校は試験日が違いますから、3校での併願も可能ですし、2/1の御三家も受験して2/3に臨む優秀女子がほとんどでしょう。

慶応中等部は筆記試験の他に体育実技と、本人と保護者の面接もあります。小学校受験ご経験のあるご家庭なら保護者面接も慣れているでしょうが、初めてですと対策が必要ですよね。子供の足を引っ張りたくないですものね・・・。また体育実技もどういった内容が出るのか気になりますね。過去にはマット運動が出題された年もあるとか。まさにお受験のイメージ!運動能力だけが秀でていてももちろん合格とはならないでしょうが、行動観察のように一生懸命に取り組む姿勢も重視するということなのでしょうか。

・サピックス合格者⇒113名
・早稲アカ合格者⇒54名

こちらの記事でも書いていますが、これまでの傾向では、サピックスの中でも自由ヶ丘校と白金高輪校は慶応普通部と慶応中等部の合格実績が良いです。慶応を志望するサピ生の数がそもそも多いということもあるのでしょうが、合格実績は他塾と比較してもサピックスは良いですね。

まとめ

早慶中心にサピックスとワセアカの合格実績を比較してみましたが、ワセアカは早稲田に強め、サピックスは慶応に強いようです。

あくまで個人的私感ですが、塾でもタイプがあるのかもしれませんね。スマートでクールなサピックスは慶応志望者が多く、ハチマキ巻いて熱血指導のワセアカは早稲田志望者が多いのかも!?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次