SAPIX5年生 小6失速説の真相!失速しそうな子の特徴

今回のタイトルの話。周囲でも話題となることが多いです。周囲でサピから転塾した子も何人かいますね。転塾に関しては性別でも変わってくるし、志望校にもよるし、その子の特性にもよりますね。

目次

小6失速説はどのような子に起こるのか?

どんな子が失速していくのか

小6失速説とは、私の理解ではこうかなと。低学年時はトップクラスが定位置で敵なしだったけど早い子で5年の夏期講習ぐらい~6年にかけて段々と成績が低迷していってしまうこと。具体的にはSAPIXではαクラス常連だったけど、アルファベットの中~下位クラスが安定してしまい、以前の成績になかなか戻れない状況。

この要因は、5年の夏以降は算数が一気に難易度が上がるため(比や図形とか?)1番は、やはり算数がついていけなくなること。息子を見ていても思いますが、国語ができない子が多いとか今年の開成の入試は国語で差がついたなど色々言われますが、なんだかんだ言ってやっぱり算数だよなぁと思う。

最近の息子と言えば、国語の調子が上がってきたものの全体の成績はイマイチパッとしない。良く言えばバランス型なのだけど、突き抜けるほどの得意科目がない。これまで算数と社会頼みだったものが最近は理科と国語も徐々に上がってきて良い状態かなと思うけど。やはりこれまで算数で成績を牽引してきたため、四教科の偏差値があまり振るわないといった状況です。サピの偏差値を見て思うのが、やはり算数で突き抜けるという状況が男子は健全な状態なのかなと。女子は国語が得意な子が多いから国語は平均以上に出来て、なおかつ算数も出来ればなお良しですかね。

2025年度の開成の入試は、例年は算数で差が出るところ国語で差が出たらしい。算数男子もある程度国語もできなければいけないということか。かなり酷な時代を迎えましたね。算数男子にとっては冬の時代!?とはいえ、やはり算数が出来ることが中学受験を制すと言いますし、算数以外の教科で四教科の偏差値が65を超えることに関しては慎重になるべきではないかと。例えば1教科だけでも偏差値がS70越えをした場合、他にたとえ50を切る教科があったとしても恐らく四教科偏差値は65を超えてくるでしょう。危険なのは例えば算数以外、国語なら良しですが、理社のどちらかがたまたま組分けなどで70近く取れる場合がありますよね?その場合、たとえ他の教科が低くても四教科で65を軽く超えると言う状況になる。そうすると親子で「最難関校目指せるんじゃない!?」と恐ろしい錯覚に陥ってしまうのではないかと。

3年まではサピのテストは2教科なので、理社のテストがない。すると4年になって今までパッとしない成績だった子たちで理社が得意な子が突然成績上位に躍り出る場合がある。そう考えると意外と低学年の算国しかない時に成績の良い子達って今の時代先取りしたり準備している子が多いから、算国が得意だと大きく崩れないのかなぁという気もしますよね。まぁ勉強しなければ下がるので、そこは当たり前として、低学年からコンスタントに成績を維持できている層は高学年でもあまり心配は要らないかもしれません。実は息子の身近な子にいるのですが低学年から入塾組で低学年の時の算国ではあまりパッとしない成績だったのに、4年の途中マンスリーなど理社が入りだしてから突然上位に躍り出てきた子。純粋にこれまでの積み上げが功を奏し成績が上がったのであれば健全なのですが、その子はどうやら社会が異常に得意らしく我々では見たこともないような偏差値をたたき出していました。でも社会もまだサピは歴史も始まっていないですからね。地理のこの程度の範囲ならば組分けだとしてもまだテキストも隅々まで読みこめるだろうなとも思ったり。また歴史がすごく得意な子が結構いるので、社会に関しては今後まだまだわからないかなと。

パターン演習やりすぎ猛者

息子が低学年の時から浜学園の最レ算数にも通わせていることもあり、佐藤ママの著書は色々と拝読しました。参考になることもあったけど、真似できないことも多かったように思う。子供のことというより、親のサポートに関して真似できないことが多かった。低学年のうちにスポーツ系と音楽系の習い事をやらせておくということは我が家でも実践できましたけど、一番真似できないよ、無理だよと早々に断念というかむしろやってもいないこと。それは「ママお手製のノート作りと必要以上の反復演習」だと思う。

まずテキストの問題をコピーしてノートに張り付ける。そのコピーの下、余白に解くというもの。A3用のプリンタはもちろん持っていますが、面倒くさがり屋な私には無理だった! まぁ、間違えた問題だけを集めて間違いノートを作成すること自体は素晴らしいことだし、元浜学園の学園長もご自身の著書でおすすめしていた。けれど無理だったなぁ。私には。しかし、これと似たようなことを実践しているお子さんを息子がアルワンで発見したらしい。そのお子さんも、サピの算数のテキスト(膨大な量じゃない!?)のすべての問題を縮小コピーしてノートにママが張り付けて、佐藤ママ方式で家庭学習をやっているようだ。その子は、算数はあまり得意ではなく国語の猛者でアルワンをキープしているらしい。どんどんSAPIXも量が増えてきて、反復する時間もなくなってくるはず。そうなると現在の反復の猛者たちの成績推移はどうなるのかそれはそれで気になるところ。

算数ってどうなんでしょうね?そんなに反復する必要あります?まぁでもまだ5年生でもマンスリーなどはテキストの数値替え的な問題も多いからかな。最近の我が家的には算数はテキスト1周するのでやっと。それでも計コンもやれない回も多いし、5年になってから私的にはもう既に色々と省いていることが多かったりします。(コアプラテストが始まったけど本人任せetc)息子は解法の理解が甘いというより計算ミス・ケアレスミスが多いパターンなのでテキストを何周もしていないということもありますが、サピの保護者会では「テキスト何周もしないように!」としつこく言われますよ。先日の保護者会でも上位クラスの子にテキストを何周もやっている子が多い(答案や宿題ノートを見るだけで見抜けるものなのか!?)、そういう子はこれから算数が難しくなるので成績が下がるだろうと予言されてしまった。

周囲の転塾事情と転塾理由に驚く

5年生の転職事情とサピの保護者会で驚いた話

ひと昔前、息子がまだ小学校へ上がる以前の頃のSAPIX生の課金の定番と言えば家庭教師か個別指導だったように思う。6年生になってからサピだけでなんとか踏ん張っていたけど、算数や国語がにっちもさっちもいかなくなって課金するパターン。サピでの成績が低迷してしまい転塾するか、サピと併願ではなく4教科全てを個別や家庭教師にしてしまうパターンもあるだろう。いずれのパターンも、6年生の1年間のサピも含めての教育費が600万を超える話も聞いて驚いた。

そんな諸先輩方の話を聞いて、「うちの子はそこまで6年の時に課金できない!」となり、低学年の頃から算数で遅れをとらないようにしよう。それが最近のトレンドな気がしますよね。我が家もそのパターンです。フォトンや浜学園の最レ算数などSAPIXにプラスして算数塾に通うパターンもあればエルカミノなどの元々算数に強い塾に入れるご家庭もあるし。

最近、周囲でSAPIXから別の塾へ転塾する子を見ると女子が多い気がします。サピの算数がキツくて日能研などの他塾に転塾したり集団塾を辞めてオール個別にしたり。逆に男子の方が転塾はまだ少ない気がします。5年のこの時期に転塾するお子さんは低学年からサピなどに通っていた子達がいよいよ算数がキツくなって転塾していくパターン。男子は4年からサピやグノなどに入塾する子が多いのか、まだそこまで算数がついていけなくて・・となるパターンは少ないのかなと。あくまでも息子の周辺ですけど。お兄ちゃんは最後までサピで走ったけど、下の妹さんは算数がキツくなって中受撤退したり転塾するというパターンも結構聞きますね。そう思うとやはりサピは男子向けなのか?「俺様(サピ)についてこれるやつはついてこい」的な感じですよね。俺様サピ。算数だけでなく国語に関しても感じることは、サピはできない子をできるようにする塾ではなく、できる子をよりできるようにする塾なんだろうな。

そう思うとやはりメンタル面で男子の方が鈍感というか強いのだろうなと思います。これは男子だけでなくその男子の親御さんのメンタルも。もうダメだ!となる限界値が高いのかな。女子は段々と高学年になってくると成長につれて体の不調も顕著に出てくるし男子よりも女子の方がきついだろうなと。成績も男子より落ちそうですよね。反抗期もくるし。このブログを始めたころに少し触れたような気もしますが(文が稚拙すぎて昔の投稿を探したくないが。笑)我が家の地域はかなり中学受験がかなり盛んな地域で、学校でも塾のクラスや成績でマウントを取り出す子がいてトラブルになったりするらしいと聞いていたのですがついに息子もそんな魔の学年になってきたなぁと。5年生って一番学級崩壊が多い学年らしいですよね。既に男子でも何人か成績でマウントを取ったり見下す態度の子がいるのですが、話を聞くと女子同士のそういったトラブルも結構多いみたい。算数がきつくなったこともあるけど、そういうトラブルで転塾してしまう子もいるようで。

また先日あったサピの保護者会でも驚いたのが、うちの校舎のα、特にアルワンの上位の子たちに授業の受け方のマナーが悪い子が多いようで、驚いた。塾でのストレスを学校で晴らす成績優秀層がいて学級崩壊を招く子がいるらしいと聞きますが、まさか小学校からだけではなく、サピ側からもそんな苦情がでるとは。息子に聞くと思い当たるお子さんがいるみたい。そういう子達が最難関校に入学するのかぁと思うと複雑な気持ちになった。

最後に

今回はかなりテンションダダ下がりな内容だったので、最後に息子が読んだ本たちを!と思いましたが、そういえば来週はマンスリーだった!日に日にテスト対策する時間がなくなってくる現状。我が家はパターン演習などやる時間もないしそこまでの熱意もない。こういうGWの中弛み前に爆弾落としてくるよね~。ブルーなGWを迎えそうで嫌だな。

これは私も読みました!現役の塾講師の方が書いた小説で、かなり現場がリアルに描かれていました。結末の展開もこれまでの中学受験ものとは違うかたち。面白かったです。受験ものはあまり進まない主人も珍しくあっという間に読み切っていた!息子は早かったですよ、2日ぐらいに分けてましたがトータルで2,3時間で読み切っていたのではないかな。

森沢明夫さんの本。これは今年の聖光学院の国語で出題されたみたい。

おいしくて泣くときは今映画化されたものの原作なのかしら?映画化を知らずに選んでいたな。

GWは皆さんご旅行やお出かけなさるのかな?我が家はGW明けに関西万博に行く予定はありますが6月にマンスリーもあるし大丈夫だろうかとも思いますが、もう今年ぐらいまでしか旅行もできないかな!?と思い予定があえばどんどん国内でも海外でも行きたいと思います!旅行記がどんどん溜まるけど!!先日待ちに待ったサピの夏期講習の予定もやっと出たので、すぐに旅行の手配をしました。5年生は少しでも息抜きしながら駆け抜けましょう!

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