中学受験 SAPIX合格速報2023!伝統校と新興校

SAPIX2023年度の合格速報が続々と出ています。今年も桜蔭のSAPIX合格者数は凄いですね(197名。2023年2月6日時点)一方、筑駒と開成が昨年度実績より30名ほど減少していますね。これから繰り上げ合格もありますから多少は増えるとは思いますが、それとも今年度は難易度が高かったのか、はたまた他塾にトップ層が流出したのかしら!?

目次

中学受験 伝統校と新興校どちらが良いのか?

芝国際(東京女子学園)の2月1日入試

芝国際中の2月1日入試の件が話題となっていますね。学校側の不手際で物議を醸す結果に・・・。

  • 合格発表が遅れた(予定より2時間遅れ)
  • 合格者数が少ない、CORE(国際生クラス)に関しては0名
  • 2/1合格者の合格証書をもらう列と2/2受検生の並ぶ列が一緒

昨今、少子化のあおりから、伝統校が共学校となり国際化を売りにリニューアルする学校が増えていますね。新興校の成功例ですと渋谷学園や広尾学園あたりでしょうか?女子の傾向ですが、伝統的な女子校を選ぶよりもジェンダーレス化、国際化と言うことで、共学校が最近のトレンドですよね。女子御三家に合格してもあえて渋渋や渋幕、慶応中等部に入学する方も増えているようですし。私の時代は、渋幕はここまで勢いはなかったですけどね。(もっと遡ると、渋渋の前身があの渋女ですからね!)

学校をリニューアルする際には、専門のコンサルが入って牽引していくようです。確かに先生たちは教育のプロですが、経営や生徒の募集となるとその道のプロが入って諸々やった方が早道です。なるほどこれは全く新しい会社を立ち上げるのと同じような構図だなと。私も転職の経験がありますが、ひと昔前のように日本人の会社への帰属意識が薄れてきているとは言え、実績のない会社に転職するのは勇気がいりますよね。自分の転職ならば合わなければ即次にまた転職すればいいやと思うかもしれませんが、大事な我が子の学校のことともなると、そう簡単に転校を繰り返すわけにもいきませんし。

新規立ち上げ事業にはリスクが伴う

学校を会社として考えてみます。新しく立ち上げたばかりの会社は、何が売りなのか。これまでのザ・日系な、歴史ある会社と比べて伝統や実績が乏しいので、目新しいことに挑戦する、挑戦できる環境がやはり売りですよね。事業に関しても新規参入することとなりますし、社員も古参の社員がいませんので若い社員が多い。

一方、新興会社のデメリットは先輩がいませんので何もかも自分たちでやらなければいけません。また、この先このまま事業が安定していくのか先行きが不安。ということでしょうか?逆に自分たちの裁量に任せられ自由に進められることがメリットですよね。煩いお局もいませんしね(笑)

規則や規律に縛られる日系企業よりも、自由な発想が求められる外資系企業の方が肌に合う方もいますし、社風に合う合わないの違いになってしまうのでしょうね。

新興校のメリットとデメリット

メリット

・自分たちで創り上げる学校。学校と共に成長できる
・教育プログラムの充実(授業の言語は全て英語。留学制度の充実など)

伝統校ですと歴史と安心感、なにより実績があります。卒業生や先輩を見て、自分のなりたい姿やベンチマークとなりますよね。卒業生が大体どのような大学、進路に進むのかも参考になります。

一方、新興校には、伝統や実績がありませんから、伝統校にはない新しい教育プログラムを打ち出す学校が多いです。帰国子女枠や特待枠を設けていたり。全ての授業を英語でやるなんて、インターみたいですよね。昨今のリニューアル校は海外の学校をお手本とした学校づくりをしているところが多いですね。

デメリット

・学校経営が成功するか否か未知
・過去問が少ないし偏差値も予想値。受験対策が困難

渋谷学園や広尾学園のように爆発的に成功して、難易度も偏差値も上がって難関校になれば大成功なのでしょう。そこまでではなくとも、学校説明会で聞いていた内容通りの教育を施してもらえるのか不安ですよね。どう転ぶか、今後どうなるのか未知数ですよね。そこは経営コンサルの手腕の見せ所なのでしょうが・・・。

今回の芝国際の件は、合格発表時間が遅れるなどは他の学校でもあり得る事でしょうが、合格証書をもらう列と受検生の並ぶ列が同じ。などはオペレーションが酷すぎるし、学校側の配慮がなさすぎて閉口ですね。こんなに話題になりましたので、今後は良い学校経営をしていってほしいと思います。合格して入学される生徒さんたちが選んでよかったと思える学校に成長して欲しいです。

まとめ

伝統校か新興校か。どちらが良いかはお子さん次第ですね。新興校は語学プログラムが充実している学校が多いですし、何より自由ですので、帰国子女のお子さんなどは伸び伸びと学校生活を送れそうですね。また、親御さんの海外駐在がある場合、途中での転出入・復学も柔軟に対応してくれる学校が多いですね。

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