小3 浜学園最レ算数の復習のやり方と公開テスト対策

息子は2年生から駿台浜学園の最レ算数に通っています。サピックスとは問題の傾向が違いますし、授業の復習をきちんとしないとどんどんついていけなくなってしまうので成績が思わしくない時には続けるべきかと親子で悩んだ時もありましたが、最近は2年目に入り復習のペースも掴めてきて成績が安定してきました。

目次

浜学園・最高レベル特訓算数

復習しないと全く効果が出ない最レ

小3までの駿台浜の最レ算数は、月2回の隔週授業です。ですので、授業が終わるとホッと一息で何もテキストを開かずあっと言う間に2週間が経ってしまい、「全然テキストすら開いてないのにもう次の授業だ!!」という事態に陥っていました。最レ算数は4年生以降は毎週授業がありますからもっとタイトになってきますね。サピックスの方も4年生以降はアクセル全開になってくるでしょうし・・・。

浜学園とは、関西を本拠地とする関西系の塾です。特に灘受験に強いと言われています。灘は算数が日本一難しいとも言われる学校ですので、必然的に浜学園の最レ算数もハイレベルな内容となっています。テキストがこれまた質素な一色刷りで、サピックスとは全然違います。実直な感じです。そして問題がびっしりと詰まっています。計算はまた別にテキストがあり、こちらもとても良い内容です。市販されたら飛ぶように売れるでしょうね(笑)計算は得意な息子でしたが、最初は全く歯が立たず苦戦しました。工夫して早く解くという技術を養ってくれる内容です。

テキストの内容はというと、文章題が中心で図形や思考系の問題(場合の数や順列)の問題が多いですね。中学生以上の大人の場合なら方程式やXを使って簡単に解けるような内容も、中学受験の場合は〇や◇などと仮定して解きますが、その手の問題がぎっしり詰まっています。私はガチガチの文系脳なので問題を読むだけでもう嫌になってきます。私のように算数が苦手!という意識が染みついていると、文章題の問題を読んでいると、問題の途中でもう全然日本語がわからない。チンプンカンとなってしまうのですが、これも解き方を知っているだけでも全然話が違ってくるのでしょうか?

いわゆる難問ですから、子供的にも授業で一度やったぐらいではもちろん習得するレベルには到達しません。ですのでスパイラル的に何度もやらないと身に付きません。

  1. 授業に参加する
  2. 浜学園配信の授業動画を視聴する
  3. 一度テキストを自力で解く(宿題)
  4. 解法がわからない問題は全問解説動画で解き方を確認する
  5. 間違えた問題だけ再度解く

最レの復習は、上記のような工程を踏んでいます。次の授業の際に、前回の授業内容が範囲の復習テストがありますからこれに備えて復習します。その回の全部の問題をノートに解き直して提出。という宿題もあります。本当は授業後の翌日にすぐに復習すると良いのですがなかなかそれもままならず一週間前に慌ててテキストを開く。ということがほとんどですが・・・ここまでやらないと復習テストもまともな点数が取れません。入塾当初は復習の仕方もまだ確立していませんでしたし、「一回授業でやった内容なんだから復習テストだってできるでしょ。」なんて甘く見ていたらびっくりするほど点数がとれません。酷い時は3割くらいしか取れない時も。マイページの成績表を見ると、誰が何点ということまではわかりませんが、各々クラス全員の点数だけはわかるようになっています。ですので酷い時はクラスでも最下位の方なんていう時もありました。最レに限ることではありませんが、天才ではない限り、一度授業でやったぐらいでは頭に入ってきません。

まだ低学年ですし、低学年の時から難しい問題を解いても忘れちゃうし意味ないのでは?という意見もあるでしょうが、皆落ち着いているサピックスとは違い、活気ある授業です。「ハイハイ!!」とみんな元気よく挙手します。そしてクラスのみんなが出来る子ばかりのようなので息子にはとても刺激になっているようです。

また、市販の問題集を解いていたり、息子はフォトンにも通っていますがこちらなどで最レで習った解き方を応用して解けたりもするそうなので、汎用性があるのだということ。「最レでやったことっていつ活用できるの?」なんて最初は思っていましたが息子は意外にも普段から活用する機会も多いようです。

浜学園の公開テスト

息子はマスターには通っておらず最レ算数だけ取っていますが、内部生扱いですので有料の公開テストも毎月無料で受けることができます。こちらはサピックスの組分けテストのような位置づけで、範囲なしの実力テストです。ですので対策するといっても特段対策のしようはありません。しかし、浜学園だけでなくサピックスの組分け兼入室テストや四谷大塚のリトルオープンなどもそうなのですが、内部生が習っている範囲の問題が出やすかったり、塾には出題傾向にもクセがありますので、内部生は点が取りやすいような作りにはなっているようです。ですので浜の公開テストもマスタークラスの授業に沿った出題傾向にはなっているようです。

公開テストも当初は全然点が取れなくて、「こんなに難しい内容なのに本家の関西陣は満点ばっかりで凄いな」とまるで雲の上の存在を見上げるような感覚だったのですが、テストも受け方次第でいくらでも点は獲得できるようになります。3年生までの公開テストは、大問は5問まで出ますので、テスト時間30分のうち大体大問1問を5分で解くようにし、大問1の計算は見直しもして絶対ノーミスでいくようにする。それ以降の問題は解けなかったら飛ばしていって解ける問題から解く。ということを徹底していけば算数も毎回8割は取れるようになってきますので公開テストの受け方でお困りの方は実践してみてください。また校舎によっては集中できるように時計を設置していない教室もありますので、腕時計を持参すると良いと思います。息子も、サピックスのテストではこれまで時計を気にして受験するというクセがついていなかったのですが、公開テストを受けるようになり、早い段階から時間配分に気を付けて解けない問題は捨てる勇気も持ち、テストを解けるようになってきました。

また、息子の場合は四教科で通塾しているメイン塾はサピックスなので、公開テストで多少点数が悪くても親子ともに良い意味で一喜一憂しなくなりました。テスト慣れして耐性ができたのかもしれません。もちろん間違えた問題に関してはきちんと解説動画も観て解き直しもしております。

サピックスのテストは低学年のうちは大体2か月に1回程度しかテストがありませんが、公開テストは毎月ありますので、今取り組んでいる弱点対策が上手くいっているかどうかの確認にもなります。息子で言うと、3月のサピの組分けの時に大問1の計算問題を一切見直しをしなかったようで3問も落としてしまい、難易度が低めのテストということもあったせいか、ちょっと残念な結果でした。ですので今家庭学習では計算問題に注力して改善に取り組んでおり、テストでは、1度解いてから見直しをして大問2に行く。というやり方を息子に徹底するように伝えていました。今月の公開テストですぐに実践してくれて、今回は計算ミスもなく良い結果でした。サピックスのテストで失敗したとしてもすぐに改善して試す場があるのが良いサイクルになっているなぁと思います。サピックスはクラス分けテストも兼ねていますから力が入ると言いますか、小さな失敗がかなり痛手となってしまうのですが・・・その点、公開テストは心持ち、気楽に受けることができています。

まとめ

駿台浜の最レ算数は、高学年時に受けるという方も多いと思いますが、算数好きだけどほかの塾にはまだ通っていない。低学年のうちは通っている塾の算数が物足りないという低学年のお子さんにもおすすめです。ただしハイレベルな内容ですし、復習をきちんとしないとついていけなくなります。知人のお子さんでもついていけなくなってしまい途中で辞めた方もいます。家庭での親御さんのフォローも必須ではありますが、フォローと言っても復習するスケジュール調整だけしてあげれば大丈夫だと思います。解説動画もありますし、具体的に問題の中身まで親が教える必要はありません。今のところ我が家では自走できています。息子が解説動画を視聴していたりテキストの復習をしている時間は私は家事などほかのことをやっていますよ。

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