失敗しない中学受験塾選び⑥ SAPIX 校舎別の合格実績

いよいよ2023年組の本番、2月受験がはじまりますね。受験生の皆さん・ご家族にとっても良い受験となりますように!

さて以前の記事でも書きましたが、

SAPIXの校舎は、小・中・大規模校舎と規模に違いがありますので生徒数も異なります。SAPIXの中でも優秀者が集まるマンモス校・SAPIX東京校のとびぬけた合格実績数はさておき(2022年は開成33名ですか!?)校舎によっても地域密着型と申しますか、その学校の近隣にある校舎は、やはりその学校の合格者数が多い傾向が見られます。

目次

中学受験SAPIX 校舎別の合格実績から考えてみる

御三家はどうなのか?

まず開成合格者数、ダントツ1位は東京校ですよね。(2022年・33名)開成志望ならSAPIX東京校で上位を目指すというのが王道なのでしょうか?東京校は確か全クラス数30近くあるはずですが、αクラスは何クラスあるかはわかりませんが、少なくともα3くらいまでなら確実に開成は合格圏内ですね。

御三家に関して次に注目したいのは、女子御三家のひとつ桜蔭。東大合格者数も誇る桜蔭ですが、東京校や他の都内の校舎は大体1桁という感じでどこも同じような合格者数な中、際立っているのがSAPIX自由ヶ丘校です。2022年度の合格者数は16名、2桁後半!この数字はすごいですよね。この数字をたたき出すということは、国語の指導が良い結果なのか?良い国語の先生がいるのかもしれませんね。単純に女子の成績が良い年だったというだけでは終わらない秘密がありそうですね。

SAPIX自由ヶ丘校

SAPIX自由ヶ丘校も大規模校舎の一つですね。東京校と同じく30クラス近くあるようです。まず自由ヶ丘校は神奈川御三家の一つ、浅野中の合格者数が多いですね。これは自由が丘の土地柄、神奈川に近いので通学圏内であり、都内の御三家と併願する方も多いのかもしれません。(開成・麻布は2/1、浅野中は2/3)

また、注目したいのは慶応の合格者数。慶応中等部(共学)と普通部(男子校)の合格者数に関しては、東京校より実績が良いです。慶応志望の方は、自由ヶ丘校を選ぶというのは選択肢のひとつかもしれませんね。

その学校の近隣にあるSAPIX校舎の合格実績

自由ヶ丘校の神奈川御三家の実績や慶応の実績が良いのは、土地柄通学しやすい学校を志望校とする方が多いからではないでしょうか?例えば港区にあるSAPIX白金高輪校も慶応中等部が港区にあり、男子御三家の麻布も港区ですから港区にある学校の合格実績は比較的高い傾向にあると言えます。

SAPIX渋谷校も、渋谷学園渋谷や港区ではありますが近隣の広尾学園などの合格実績が高いですよね。やはり住まいの近くにある学校ですと、昔からその学校の評判を聞く機会もあったり、お友達の上のお子さんで通っている方から評判を聞けたりと学校を身近に感じられるメリットがあるように思いますね。

また、慶応の比較校と言えば早稲田ですが、練馬区にある早稲田学院はやはりSAPIX練馬校の合格実績がほかの校舎より高いですし、早稲田学院・早稲田中学校は、SAPIX吉祥寺校の合格実績も良いですね。ちなみに吉祥寺校と言えば吉祥女子の合格実績は言うまでもなくダントツですね。

サピックス校舎の近隣にある学校に関しては、近隣地域の生徒の志望者数も多いということでSS特訓もその校舎で開講される可能性も高いので、その点でもサピックスの校舎選びの際、校舎ごとの合格実績は参考にしていただくと良いと思います。

まとめ

塾は学年が上がると、通学頻度が増えますから通学しやすい校舎を選ぶことが一番かと思いますが、学校が所在する近隣地区のSAPIX校舎は、やはりその学校の合格実績が比較的高いことがわかりました。

余談ですが、小学校受験のお教室も、学校の近くにはその学校の試験によく精通したお教室の先生がいます。やはり自宅近隣の学校を志望校とするご家庭は、中学受験でも比較的多いのかもしれませんね。

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